睡眠中のトラブル

睡眠中に起こる足の吊りは、大半が冷えと疲労・筋力不足・姿勢の悪さが原因です。
また、精神的に緊張することによってけいれんを起こしやすくなります。
ストレスを上手に解消することも、必要ということですね。

日頃、運動不足の人が、急に運動したりすると起こることが多いです。
普段から、少しずつ運動をしておけば予防になります。
運動後は、整理体操やストレッチをして筋肉を伸ばしておきましょう。

疲労が溜まった筋肉は、筋肉の性格上、縮もう縮もうとします。運動後にその筋肉を伸ばすことによって、筋肉の持っている本来の柔軟性を取り戻し、足が吊るのを防ぐことができるのです。
激しい運動をした覚えがない場合は、下半身の筋肉が冷えて血行が悪くなっていることが多いです。

そのため冷え性の人などは危険度が高いです。
お風呂に入って足を十分に温めたら、軽くマッサージして足を伸ばしておきましょう。

音楽療法で不眠解消

ストレスが溜まっていると、イライラ、めまい、胃痛などの症状が現れます。
これは心と身体が癒しを求めているサインです。
こんな状態では、気が高ぶってしまってぐっすり眠ることなどできません。
ストレスが溜まったときは、音楽療法を試してみてはいかがでしょうか? 人間と音楽は、切っても切れない関係にあります。

太古の昔から、世界中のあらゆる民族に音楽が存在し、人々の心を楽しませたり癒したりしてきました。
音楽は人の心に直接働きかけるパワフルな手段なのです。
この音楽によって心を癒すのが音楽療法(ミュージック・セラピー)です。
自然界には人の心を癒す「1/fの揺らぎ」と呼ばれる特有のリズムがあります。
それは生物にとって生理的に心地良い周期だといわれています。

人間も同じで、「1/fの揺らぎ」のリズムを受けると精神が安定し、やすらぎを得ることができるのですね。
20世紀になって、特定の音楽にこの効果が認められ脚光を浴びました。
例えば、モーツァルトなどのクラシック音楽です。
クラシックのほどとんどの曲には「1/fゆらぎ波」の波動が含まれており、それを受けることによって脳から大量のアルファ波が出て情緒が安定します。

モーツァルトの音楽を牛に聴かせれば、乳をたくさん出すというし、栽培中の植物に聴かせれば、実をたくさんつけるという事実も知られています。
発酵中の酒に聴かせると、発酵が進むという酒蔵もあるくらいです。

睡眠のための時差ぼけ対策

飛行機のパイロットで時差症候群の症状を調べたところ、最も多かったのは不眠などの睡眠障害、次いで昼間に眠気に襲われるという訴えでした。
寝るべき時に眠れない、起きていなければいけない時に眠い、とといった回答を合わせると80%を超えます。
時差のズレがいかに私たちの身体に深刻な影響を与えるかわかりますね。
時差ぼけというのは本当にやっかいで、根性とか精神力ではどうにもならないものです。
かつてアメリカのジョンソン大統領がアジアを見て回ったとき、会談を現地の午後10時に設定したそうです。
ワシントン時間で午前9時、ちょうど朝の時間ですね。
眠い時間に会談しなくてはならないアジアの首脳にとってはいい迷惑かもしれませんが、ジョンソン大統領は、「アメリカ合衆国大統領に会いたい者は、こちらの都合に合わせることだ」と言い放ったそうです。
それだけ時差ぼけによる体調不良を恐れていたのですね。
また、一般的に「東へ行く方が、時差ぼけは重い」と言われています。

カフェインに注意!

なぜ、カフェインが眠りを妨げるかというと、専門的な話になってしまいますが、アデノシンの働きを邪魔するからです。
アデノシンは脳の神経線維に取り付いて安定感や疲労感をもたらすので、これが邪魔されると、眠たくなくなるのです。

また膀胱括約筋に取り付いてその作用を抑制しているアデノシンの働きも邪魔してしまうので、 トイレが近くなります。
このダブルの効果により、カフェインを摂ると眠りにくくなってしまうのです。
カフェインが脳に届くのは、摂取してから約30分後といわれています。

そして効果が持続するのは8時間程度とされています。
このため昼間のおやつタイムに、コーヒーや、コーラ、チョコレートを食べるのであれば問題ありません。

好きな方は遠慮せずに食べてしまって大丈夫です。
カフェインを含むものは、その他にも紅茶、緑茶、烏龍茶、ココアなどがあります。
お茶は、ほとんどカフェインが含まれているモノばかりなので要注意です。

寝る前に牛乳を

牛乳は昔から、人をやすらかな眠りに誘う効果がある飲み物とされてきました。
英国の女流作家ヴァージニア・ウルフも、眠れない夜はホットミルクを飲んでいたそうです。
人を睡眠に導くのに効果的だと科学的に証明されている物質には、メラトニン、トリプトファン、カルシウム、ビタミン類があります。

牛乳はこれらの物質を含んでいるのです。特に人を睡眠へと導く大きな鍵を握っているのが「メラトニン」という物質です。
牛乳に含まれる「メラトニン」は本来、脳の「松果体」という器官から分泌されるホルモンです。
別名、「睡眠ホルモン」とも呼ばれていますね。

というのも、メラトニンには脈拍や体温、血圧を低下させるなど睡眠を促す作用があるです。
朝に目が覚めるのは、このメラトニンの分泌が光によっておさえられるからです。
メラトニンが減少する事によって脳が覚醒する仕組みになっています。

牛乳には、人を眠りへと誘うための物質がたくさん入っています。
不眠症に悩む方は、ベットに入る前にコップ一杯の牛乳を飲むようにすると良いですよ。

寝床内気象で不眠症治癒

快適値に寝床内温度と湿度を保てば、誰でも気持ちよくグッスリ眠れるという訳ですね。
本当の気象と違って、これは布団の組み合わせで一番良い状態を保つことができます。
快適値を保つために季節や室温によって、布団を変えたり組み合わせたりしましょう。

では、実際に室温に合わせて、どのように布団を調整すれば良いのか、寝具メーカーが紹介している、「室温と寝床内を快適に保つための布団の組み合わせ」を紹介します。

もちろん快適さには個人差があるので、合わないようでしたら、自分なりの工夫を加えてみてください。
●室温5℃前後は、羽毛布団+真綿布団。真綿布団の代わりに毛布を2枚使うのも良いです。

羽毛布団の上に毛布をかけると、より保湿性が増して冬場は温かくなります。
●室温10℃前後は、羽毛布団+綿毛布、ウール毛布のいずれか。
●室温15℃前後は、羽毛布団。
●室温20℃前後は、真綿布団。
●室温25℃以上は、綿毛布かタオルケット。

綿素材の「タオルケット」と「綿毛布」は吸湿性抜群で、寝床の湿度調整にもってこいです。
汗っかきの人は布団の下に入れて眠れば湿気を吸収してくれるので、さやわかに眠ることができます。
特に、タオルケットは夏の暑くてじめじめした時には重宝しますね。

ただ、発汗が激しいと汗を吸って重く感じたり、体にまとわりついたりして、寝苦しくなる場合があります。
タオルケットは、タオルを大きくしたようなものです。
タオル地なので、何かに引っ掛かって、ほつれた糸が伸びたりします。

でも値段の高いタオルケットは、ほつれの防止策が取られているものが多く、ほつれにくいので丈夫と言えます。
タオルケットは夏場に使う印象がありますが、実は一年中使えるすぐれものです。
湿度調整にぜひ利用してみてください。

運動で不眠治療

運動は、大きなエネルギーを消費し、肉体疲労や組織の損傷などをもたらすことから、眠りたいという身体の欲求を増大させます。
簡単に言うと、疲れると眠たくなるということです。

健康・体力づくり事業財団による「健康づくりに関する意識調査」(1997年)では、運動する習慣のない人は、ある人に比べて、眠りから途中で起きてしまう危険が1.3倍にのぼると伝えています。
また、人間は深部体温が低下すると、眠りやすくなります。
ここでちょっと、睡眠と体温の関係についてお話しましょう。

私たちの身体のリズムは24時間周期で動いています。これをサーカディアンリズムといいます。
厳密には、人の体内時計の周期は25時間なのですが、それを24時間に同調させて睡眠・覚醒のリズムを作っているのです。

サーカディアンリズムが正常に働いていると、夜の9時頃から体温が低下し、それに代わって睡眠を促進するホルモン『メラトニン』の分泌が高まります。

そして、明け方の6時頃になると体温は上昇し、反対にメラトニンの放出が抑えられて目が醒めます。
このことから睡眠は、体温が低下する時間に起こりやすいと考えられています。
これが運動が睡眠に効果的なもう1つの理由です。
運動には、体温変化を生み出す効果もあります。